【故宮博物院の名蹟】倪 瓉・容膝斎図(軸装) 紙本・水墨/解説書付・渋箱および桐箱入り

   

元時代 軸装(200 x 51 cm) 紙本・水墨 倪瓉(一三〇一〜一三七四)は、江蘇無錫の人。

清廉潔白な性行で人望を集めました。

三十歳頃に当時の新道教を奉じ、五十歳以後は禅学を修め、晩年は財産を散じてついには一艘の小舟を求め、太湖付近の湖川の仏寺道観や湖山に生涯を送ったと伝えられます。

人物を描くことを好まず、山水画ははじめ○浩、関○を師としましたが、後にはますます精励してそれまでの方法を一変した独自の画風をうちたて、元四大家の一人とされています。

この図は知友の医家仁仲の居処を描いたもので、倪瓉六八歳の作。

これははじめ友人の檗軒に贈り、檗軒が医家仁仲に寄贈するに際して倪瓉に詩を添えてくれるように頼んだものという由来があります。

渇筆と側筆の技法を用いた枯淡の画趣は、交人画至高の境地をしめす倪瓉の傑作です。

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