【故宮博物院の名蹟】徽 宗・蝋梅山禽図(軸装) 紙本・水墨/解説書付・渋箱および桐箱入り

   

宋時代 掛軸(189×54.8cm) 絹本・設色 徽宗(一〇八二〜一一三五)。

ときの帝、神宗の第十一子で一一〇〇年、皇帝の位につき、筆硯、絵画、文学、弓術に傑出した才能を表わした特異な画人。

画は人物、花鳥を得意とし精彩ある姿態の描写で一格を成すとともに、天下の名画、名書を捜集。

収蔵を誇り、稀世の書画目録「宣和書画譜」を編纂するなど、世に文人皇帝として知られています。

この図では、蝋梅が一株、その上部にむくどりのつがいがとまり、枝の間には蜜蜂を配し、淡い彩色を巧みに使って上品な趣をとどめています。

「山禽は逸態を衿り、梅粉は軽柔を弄ぶ。

己に丹青の約有り、千秋ののち白頭を指さん。

」と痩金体の書で五絶一首をみずから題し、古くより文人の理想とされた”詩書画三絶”を文字どおり体得した徽宗の天才ぶりを余すところなく表わした最秀の作です。

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